ブロードバンドが普及し、インターネットによるIT業務インフラは企業の経営環境を急速に変化させました。
働く人のあり方や環境も、世代人口の集中している団塊世代の定年退職などにより、お取引先ご担当者の世代交代で変わりつつあります。
IT環境の普及によって企業の業務スタイルも大きく変わり、生産性にも大きく差がついてゆく時代です。
■IT時代の企業の課題
活動 【マーケティング・顧客管理・広告・宣伝・営業・販売・生産・物流・業務など】の競争力
組織 【コミュニケーション・ナレッジ・スキル・コラボレーション・マネジメントなど】の競争力
財務 【設備投資・人的コスト・ランニングコスト・TCO削減と費用対効果の問題】の競争力
■IPネットワークの活用による企業ソリューション
活動面 → IPネットワークを活用したスピードと生産性・顧客満足度の向上
組織面 → IPネットワークによる社内・社外のコミュニケーションと情報の共有化
財務面 → IPネットワークで従来の業務フローを組みなおし、大幅なコストダウン
■ネットワークソリューションのポイント
■中小企業が直面するIT化上の問題点
大企業と違い人員が少ないので、グループウェア等による連携向上よりも一人当りの生産性向上が必要!

ホームページやシステム管理のために時間や人的資源が無い!
業務の効率化や生産性向上のために役立つシステムも、導入コストが高いため費用対効果が見合わない!
インターネットを活用しようにも、大手企業のようにホームページやネットワークシステムで効果が出せるか不安…
IT化や情報の共有化を促進しなければならないが、どのようなソフトやIT製品を組み合せてゆけばいいかわかりづらい!
■大企業と中小企業の組織の違い −規模のメリット−
不況下においても、大手企業はリスクヘッジとして事業多角化により収益力を確保するマネジメントを取ることができます。
また、財務規模の大きな企業は生産性を改善する場合、たとえ改善される率が低くても額が大きいため、IT投資による改善費用が掛かっても、投資以上の効果を得やすいという規模のメリットがあります。
さらに、大組織ではグループウェアなどの組織横断的なネットワークシステムによって、データ連携のとりづらい部門間の連携や、組織内のコミュニケーション効率への効果も高くなりますが、ITネットワークによる情報伝達だけでは中小企業の小さな組織で大手企業ほど効果が上がるとは言えません。
大手企業なら
1億円の投資で10%の利益向上達成。
営業利益が10億円規模ならすぐ回収。
中小企業では
100万円の投資で10%UPしても、営業利益が
100万円規模だと10万円しか効果がない。
■大企業と中小企業の事業構造の違い −収益構造と機会損失 限界利益向上の必要性−
中小企業組織では、本業単事業による収益が柱となっていることが多く、大企業のような不況化のリスクヘッジやリストラにも限界があります。
会計年度の期中でひと月でも本業の収益を落とした場合、取り戻す営業活動は困難を極めます。最小の人数で運営される中小企業組織では繁期の月があっても活動限界のため、収益を取り切れないこともあり、機会損失はどうしても発生しがちです。
こうした理由から中小企業組織では、グループウェアの部門横断的な情報コミュニケーションだけでなく、従業員ひとり当たりで、 異なる業務を同時に効率的もしくは自動的に作業できるシステムによって組織のMAXの活動量を稼ぐことが重要となります。
つまり最も年間で忙しい時期に取り込めるだけ取り込める力が重要ということです。
■中小企業に特化した業務システムの必要性
少数精鋭である中小企業は、スタッフの方々も一人何役。
ネットワークで様々な業務のデータを一元的に集約し、本来異なる業務処理であっても重複するデータを共用、別途利用することで、自動化や効率化を図り、従業員一人当りのこなせる業務限界の引き上げと、組織全体の生産性を向上する方向が中小企業の業務をサポートするITシステムに求められると考えます。
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